アトピー性皮膚炎に対する治療器のあて方を教えて下さい。

多くの患者さんは、長年に亘りステロイド軟膏を用いたり、保湿の外用剤を使っております。
それによって皮膚炎がかなり改善しておりますので、 新たな治療を行う場合でも、
直ぐにこれらの治療を打ち切ってしまうと、ときに症状の悪化を起こすことがあります。
従って還元電子治療を行う場合も同様で、初期は投薬を続けて頂くことが望ましいです。
そして投薬量を少しずつ減量していくやり方が良いです。
アトピー性皮膚炎における還元電子治療の目的は免疫バランスを整えることにあります。
その結果として皮膚の炎症を鎮静化することです。
残念ながらステロイドのような作用はありませんので、治療直後から、直ぐに皮膚炎の改善はありません。
しかし免疫バランスが安定化するにつれ、確実に病状の改善が認められます。
時に末梢血の好酸球の割合が40%台、リンパ球割合が10%台になっている患者さんがおりますと、
好酸球割合が10%以下、リンパ球割合が25%以上まで改善することができます。
しかし改善に時間がかかり、消長を繰り返しますが、根気よく治療して下さい。
また治療の仕方は極数選択「1」で左手足、または右手足です。
1回20分,1日4回以上、インターバル1時間以上、仰向けまたは横になった姿勢で行って下さい。

2014年12月08日